思いやりでキャリアもアップ?

岩瀬大輔さんの入社一年目の教科書を読んだ。
 
全体を通したメッセージは相手の立場に立った行動と発言が大事だということ。
 
学生時代のような自分だけで完結する勉強であれば誰かを意識したインプットを必要とする機会はほとんどないが、仕事をする上での情報収集なり、勉強であれば常に相手を意識したアウトプット前提のインプットをするべき。
なぜならこのアウトプットによって周りの人の役に立てるし、何よりもそのこと自体が自分のためにもなるから。
 
この大前提があった上で、本書では3つの原則が述べられていた。
頼まれたことは必ずやりきる、50点でもいいから早く提出する、つまらない仕事はないの3つ。
 
といった上記の具合に世間の社会人の間では当たり前と言われているようなものばかりな印象(大学生目線)。
その後に述べられる50の項目も目新しいものがたくさんあるという印象ではなかった。
 
しかし、実際に全て完璧にやっている人はほとんどいないのではないかというような内容だった。
 
 
この本を読み終わって高校の部活の先生に言われた言葉を思い出した。
「当たり前のことを当たり前にやる。当たり前にやり続けるとそれに伴って当たり前の基準が上がっていく。そうなると同じ練習をやっていても結果が変わってくる。」
 
多くの人が当たり前だと言われているようなことを愚直にこなせる人がどんどん自分の中の当たり前の基準をあげるから周囲の人の期待値以上の成果を残せる。その結果周りの評価が上がったり、価値を生み出すことができるのかな。
 
 
この本によく似たトピックをちょうど昨日の大学の授業で習った。
 
専門スキルとコンピテンシーについて。
 
今、僕はエンジニアリングを勉強しているがこのような専門スキルは他の人に代替え可能しやすく、陳腐化もしやすい。現に技術発展が速かったり、起業の新陳代謝の高いIT分野に関しては他の業界に比べ、その要素が多いように感じる。
専門スキルに対する能力がコンピテンシー。これは高い業績に結び付く行動や思考の個人的な特性のこと。専門スキルに対して身につけるのに時間がかかる上、繰り返し発揮しなければならない一方、他の人とは違う普遍的な力のこと。
 
専門スキルを磨くことも大事だが、一緒に働きたいと思われることこそ社会人、いや自立した大人として生きていくために最も必要な要素の一つなのではないかと感じた。
つまり人間的な魅力を磨くことも仕事をする上で重要だということ。
本書ではそれをわかりやすく一言でまとめられていた。
 
 
「キャリアアップは人磨き」
 
 
ついつい「あ、なるほど!」といってしまった笑
 
 
 
このように、この本ではキャリアを通して自分の人間性を磨ける具体的な方法と考え方が随所に散りばめられている。
僕は大学3年生でこの本を読めてとても幸運なことだが、社会人になっても振り返って読める本なのではないかと思う。
人間的魅力は磨いても磨いても磨ききれないから。
 
 
巻末に紹介されていた男の作法という本が気になった。
今度はこれを読んで、ダンディな大人の男を目指そうっと笑